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2009年11月12日(木)更新

広辞苑にも載ってなかった『介護』のなぞ-その2

今日は「介護」についてテレビ局から取材があり、
広報室の吉河さんと対応しました。

昨日の「介護の日」にちなんだ話を続けます。

住友生命保険相互会社 営業企画部 
シニア企画室長安部 博様が
(現在は「さわやか福祉財団」にご勤務)
平成13年1月10日の「シニアの眼」Vol.20
に続くかのように3月13日にVol.33で
~シニア(介護)を切り口とした販売手法・販売話法のヒント~

「介護」のルーツと商いの原点、と題して書かれているので
安部 博様のご了解をいただいて掲載させていただきます。

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シニアの眼「広辞苑にも載ってなかった「介護」のなぞ」を読んだ職員から
「介護」という言葉は20年ほど前にある人物によって創られた、
との情報が寄せられた。

2000年3月号の「Foresight」誌「「介護」という言葉を創った男」
に掲載されたその人物は、
東京・両国にある水泳帽や学童用水着で5割のシェアを持つ
水泳関連用品メーカー「フットマーク株式会社」の磯部成文社長である。

「介護」という言葉が誕生するまでの経緯は割愛するが、
ここでは磯部社長の素顔をご紹介したい。

フットマーク株式会社は1946年に父親である先代が創業した
磯部商店が前身で、赤ちゃん用おむつカバーを作る会社だった。

大学卒業後、氏は自ら大阪の繊維問屋の北原商店に飛び込み、
昔でいう「でっち奉公」を頼んだ。

氏の申し出を受けた北原商店の社長の好意で3年間の問屋修行を積んだ。
この経験がその後の顧客重視の経営の礎になっているという。

当社の「らぶシリーズ」が中高齢の女性に特に支持されていることをお話すると、
フットマーク株式会社でもまさに同様の現象が起きているのだという。

3年前に50~70歳の女性をターゲットに、
極力肌の露出をおさえた水着を発売したところ、予想をはるかに上回る
大ヒット商品となったそうだ。

加齢とともに体型が変わり、人前で水着姿になることに抵抗を感じている
女性を中心としたシニア層は少なくない。

それでも医者からは、健康には水泳が一番いいとすすめられるので
水泳をやってみたい。

こんなお客さまのニーズに適確に応えたことが大ヒットにつながったのだろう。

「医者は健康のために水泳が良いことまでは教えてくれるが、
水泳の仕方までは教えてくれない。
いかに高齢者を水際まで近づきやすくしてあげられるかが役目です。」
と磯部氏は語る。

唯一の誤算は、「水着のデザイン」だそうだ。

当初は「高齢者だから」という理由で地味なデザインを想定していたが、
実際には華やかな柄を注文するお客さまが圧倒的に多かったという。

お客さまの声を反映させるために何か工夫されている点はあるか、
との問いに「社長の役目はお詫び係です。」
と磯部氏は語る。

クレームがると、社長自ら真っ先に顧客のもとへ飛んでいくのだそうだ。

「お客さまのところにお詫びにいく時に、真実の貴重な情報が得られる」
のだという。

「中小企業の社長だから小回りが利くのです」と磯部社長は謙遜するが、
こうしたお客さま志向へのこだわりは誰もが真似できるものではない。

磯部氏は80年に衣料品や医療用機器、運道具、家具、装身具などの分野に
「介護」の商標登録を出願、84年に公告された。

今も厳密にはこの分野では「介護」はフットマーク株式会社の
製品にしか使えないものとなっている。

「(介護という言葉は)いろいろ使われていますが、
商標登録違反だと訴えるつもりなど毛頭ありません。
介護の二文字に託した思いを世の中の人に知ってもらえるならば
それだけで十分ですよ」。

こう語る磯部氏の言葉の節々に「介護」への想いと徹底した
顧客志向の考え方が現れているように思えた。

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人を想い、笑顔を創る。
 すべては「健康快互」から。

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磯部成文@FOOTMARK
http://www.footmark.co.jp/
http://www.ukiuki.jp/
フットマーク ロゴ
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