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2009年11月25日(水)更新

広辞苑にも載ってなかった『介護』のなぞ-その4

11月15日に放送されたテレビ静岡「知求人」の
放送内容が番組ホームページにアップされました。

「介護」の言葉のルーツ、というタイトルになっています。

http://www.chikyuujin.net/web/2009/11/20091115.html

テレビ静岡「知求人」の取材スタッフのみなさん、ありがとうございます。

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人を想い、笑顔を創る。
 すべては「健康快互」から。

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磯部成文@FOOTMARK
http://www.footmark.co.jp/
http://www.ukiuki.jp/
フットマーク ロゴ

2009年11月16日(月)更新

「経済産業大臣賞」受賞は大きな責任を痛感しました

本日国際フォーラムで「平成21年度製品安全対策優良企業表彰」授与式があり、
大勢のみなさんの前で取締役品質・安全室長三瓶芳が、
「赤ちゃんからお年寄りまでみんなにやさしい快互品質」と題して
プレゼンテーションを行いました。

http://www.footmark.co.jp/press/PRESS-PDF/fm-seihin-anzen-taisaku-yuryo-kigyo-PR.pdf

リリース中の受賞理由のさらに詳しい内容についてはこちらから
(経済産業省からの通知内容)

http://www.meti.go.jp/press/20091109006/20091109006-2.pdf




この経済産業大臣賞はお客様に安心・安全な商品を
お届けするためにあると思います。

受賞を契機に「お客様が第一」の製品の安全対策にむかって
さらに大きな努力を社員一人ひとりが積み重ねていきます。

経済産業省で行われた緊張の連続であった審査会でプレゼンテーションを
行った叶内さん、吉河さん、田中さん、木村さん、私も授与式に出席して
品質への重要性を認識して帰ってきました。


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人を想い、笑顔を創る。
 すべては「健康快互」から。

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磯部成文@FOOTMARK
http://www.footmark.co.jp/
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2009年11月13日(金)更新

広辞苑にも載ってなかった『介護』のなぞ-その3

テレビ局さんが介護の取材でこられヘルスケア部の
部屋はこんな風景に変わりました。

小番さんの演技力が発揮された場面です。



ショールームではほんとに古い資料と昔の商品が
次々にカメラに納まっていきました。

広報室吉河さんが手際よく説明しています。




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人を想い、笑顔を創る。
 すべては「健康快互」から。

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磯部成文@FOOTMARK
http://www.footmark.co.jp/
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2009年11月12日(木)更新

広辞苑にも載ってなかった『介護』のなぞ-その2

今日は「介護」についてテレビ局から取材があり、
広報室の吉河さんと対応しました。

昨日の「介護の日」にちなんだ話を続けます。

住友生命保険相互会社 営業企画部 
シニア企画室長安部 博様が
(現在は「さわやか福祉財団」にご勤務)
平成13年1月10日の「シニアの眼」Vol.20
に続くかのように3月13日にVol.33で
~シニア(介護)を切り口とした販売手法・販売話法のヒント~

「介護」のルーツと商いの原点、と題して書かれているので
安部 博様のご了解をいただいて掲載させていただきます。



シニアの眼「広辞苑にも載ってなかった「介護」のなぞ」を読んだ職員から
「介護」という言葉は20年ほど前にある人物によって創られた、
との情報が寄せられた。

2000年3月号の「Foresight」誌「「介護」という言葉を創った男」
に掲載されたその人物は、
東京・両国にある水泳帽や学童用水着で5割のシェアを持つ
水泳関連用品メーカー「フットマーク株式会社」の磯部成文社長である。

「介護」という言葉が誕生するまでの経緯は割愛するが、
ここでは磯部社長の素顔をご紹介したい。

フットマーク株式会社は1946年に父親である先代が創業した
磯部商店が前身で、赤ちゃん用おむつカバーを作る会社だった。

大学卒業後、氏は自ら大阪の繊維問屋の北原商店に飛び込み、
昔でいう「でっち奉公」を頼んだ。

氏の申し出を受けた北原商店の社長の好意で3年間の問屋修行を積んだ。
この経験がその後の顧客重視の経営の礎になっているという。

当社の「らぶシリーズ」が中高齢の女性に特に支持されていることをお話すると、
フットマーク株式会社でもまさに同様の現象が起きているのだという。

3年前に50~70歳の女性をターゲットに、
極力肌の露出をおさえた水着を発売したところ、予想をはるかに上回る
大ヒット商品となったそうだ。

加齢とともに体型が変わり、人前で水着姿になることに抵抗を感じている
女性を中心としたシニア層は少なくない。

それでも医者からは、健康には水泳が一番いいとすすめられるので
水泳をやってみたい。

こんなお客さまのニーズに適確に応えたことが大ヒットにつながったのだろう。

「医者は健康のために水泳が良いことまでは教えてくれるが、
水泳の仕方までは教えてくれない。
いかに高齢者を水際まで近づきやすくしてあげられるかが役目です。」
と磯部氏は語る。

唯一の誤算は、「水着のデザイン」だそうだ。

当初は「高齢者だから」という理由で地味なデザインを想定していたが、
実際には華やかな柄を注文するお客さまが圧倒的に多かったという。

お客さまの声を反映させるために何か工夫されている点はあるか、
との問いに「社長の役目はお詫び係です。」
と磯部氏は語る。

クレームがると、社長自ら真っ先に顧客のもとへ飛んでいくのだそうだ。

「お客さまのところにお詫びにいく時に、真実の貴重な情報が得られる」
のだという。

「中小企業の社長だから小回りが利くのです」と磯部社長は謙遜するが、
こうしたお客さま志向へのこだわりは誰もが真似できるものではない。

磯部氏は80年に衣料品や医療用機器、運道具、家具、装身具などの分野に
「介護」の商標登録を出願、84年に公告された。

今も厳密にはこの分野では「介護」はフットマーク株式会社の
製品にしか使えないものとなっている。

「(介護という言葉は)いろいろ使われていますが、
商標登録違反だと訴えるつもりなど毛頭ありません。
介護の二文字に託した思いを世の中の人に知ってもらえるならば
それだけで十分ですよ」。

こう語る磯部氏の言葉の節々に「介護」への想いと徹底した
顧客志向の考え方が現れているように思えた。

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人を想い、笑顔を創る。
 すべては「健康快互」から。

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磯部成文@FOOTMARK
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2009年11月11日(水)更新

広辞苑にも載ってなかった『介護』のなぞ-その1

今日は「介護の日」です。

住友生命保険相互会社 営業企画部 
シニア企画室長安部 博様が
(現在は「さわやか福祉財団」にご勤務)
平成13年1月10日、
「シニアの眼」Vol.20
~90秒で分かる販売手法・販売話法のヒント~

のページで書かれている
<広辞苑にも載ってなかった『介護』のなぞ>を
安部 博様のご了解をいただいて掲載させていただきます。


______________________

昨年末のクイズ番組で20世紀最大のベストセラーは何か、
という出題があった。

正解は「広辞苑」とのこと。
これまでに1100万冊が売れているというから日本人
10人に1人は持っていることになる。

国民的辞書といってもいだろう。

小職はその広辞苑で『介護』をひいて少なからず焦った経験がる。

『介護』という単語が載っていなかったからである。

小職を戸惑わせた我が家の「広辞苑」は1979年の
第2版補訂版であった。

調べた結果『介護』は「広辞苑」では第3版(83年12月発売)
から登場していることがわかった。

この事実に意外の感を抱かれる方もいるのではなかろうか。

今や人口に膾炙した感の強い『介護』が、
日本語として定着した歴史は予想以上に浅いということだ。

では『介護』という言葉はどのような過程
で市民権を得たのであろうか?

松の内に免じて本稿では以下の推理を許していただきたい。

1.『介護』は国会図書館のデータ検索では74年、
 東京都老人総合研究所の公開講座に始めて登場するも、
 学術的造語の域を出ず認知は得られなかった。

2.81~82年にかけて呆け問題の著作が数冊発刊され
 その中に登場、痴呆の権威として著名な長谷川和夫氏
 の著書が83年に発売されるにいたり、
 ようやく『介護』が定着したのではないか。

3.『介護』は介抱の「介」と看護の「護」を合成した行政用語と思われる
 厚生省はそれを「介護保険」の呼称に用い固有名詞とした。

 それがいつのまにか民間で普通名詞として用い
 られるようになったのではないか。

4.『介護』が広辞苑に登場した83年、わが国の老人医療費は
 史上初めて3兆円を突破し、
 その対国民医療費比も22%と2割の大台を超えた。

 また83年はわが国が老人保険法改正により老人医療費の無料化と
 訣別した年でもある。
 これは単なる偶然の一致であろうか。

5.その後行政も民間も『介護』を概念整理しないまま、
 昨年「介護保険」のスタートを迎えるも定義が不明確なまま
 混乱・混同が続いている・・・

ちなみに広辞苑第4版では、「介護」病人などを介抱し看護すること
    最新の第5版では、「介護」高齢者や病人を介抱し日常生活を助けること

第6版では果たして、どんな表現になるのだろうか。
私たちが「介護」への共通イメージを確立するまでに、
もう少し時間がかかりそうだ。

お客さまと『介護』を語るとき、お客さまが語る『介護』の意味を
確認しておくべきかもしれない。

なぜなら、お客さまの「介護」とあなたの「介護」が
同じ定義とは限らないからである。

さて、あなたにとっての「介護」とはいったいどんなものですか。

(・・・・・続く)

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人を想い、笑顔を創る。
 すべては「健康快互」から。

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