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2006年07月26日(水)更新

医学博士、須藤明治先生が来社(中)プール熱

須藤先生にプール熱のことをお問い合わせしたら、
早速、次ぎのように教えてくださいました。

先生は、専門的な視点から教えてくださる、いわばフットマーク
にとっては大変強い味方です。

「プール熱についての原因と予防方法」

毎年、夏になると循環ろ過のないビニールプールや公園の
噴水・水遊び場を通して、子どもたちの中で流行することが
多いので一般的にプール熱といわれています
「咽頭結膜熱」。

発熱やのどの痛み、結膜症状などを主とする小児の急性の感染症です。
数種のアデノウイルス
(感染力が強く、胃腸炎やぼうこう炎の原因菌でもあります。)
により発生します。

夏に多く流行することや、昔、滅菌消毒をしないプールで
感染したことから"プール熱"というありがたくない名称が
ついてしまっています。

感染経路は、プールなどでタオルを共用したことが原因と
されるという報告や通常飛沫感染、
あるいは手指を介した接触感染などです。

結膜あるいは上気道からの感染が主たる原因と言われています。

現在の整備されているプールでは、厚生労働省や文部科学省、
或いは各地域の保健所により定められた水質基準に則って
24時間水質管理を行っています。

ですから、プール水にアデノウイルスが活性生存し、
それによって感染する可能性はゼロといっても過言ではありません。

プールに入る前には、体をよく洗い、プールに雑菌を
持ち込まないようにし、プールから出た後もしっかり、
目を洗い、シャワーをよく浴びることが大切です。

また、日常生活上、実施しなければならないことは、
外出後のうがい、手洗いなどです。

主な症状は、咽の痛み、結膜炎、発熱で、感染後5~6日で
発症すると言われています。

今では、喉の粘膜から採取したサンプルから10分程度で
簡単に診断できるキットもありますので、疑いのある場合は、
医師の診断の上、適切な対処をお取り下さい。

十分な栄養と休養をとることで自己免疫力を上げることも大切です。

060620hana-9
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磯部成文@FOOTMARK
http://www.footmark.co.jp/
http://www.ukiuki.jp/
asiato_S
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